認知症の高齢者の在宅介護は、ストレスによる健康への影響があるので、介護者は自分自身の健康に注意するべきです。

認知症介護と公的施設サービスについて

介護者は自分自身の健康に気をつけるべきです

一年ほど前のことですが、テレビで少し怖くなるような番組がありました。テロメアに関する内容でした。テロメアは一般的に長い程、長寿になるといわれています。ただテロメアは、喫煙やストレスで短くなることもあるそうです。この番組の中でとてもショックな内容がありました。

それはアルツハイマー型認知症の高齢者を在宅で介護している人のテロメアは、短くなることが判明したということでした。これはアメリカで、1万人以上の介護者を対象にして検査した統計的な結果ということでした。そして数年介護するとテロメアは10年分短くなり、10年以上介護した人は20年分短くなるという話でした。

テロメアが短くなったからといって必ずしも寿命が短くなるということではないようですが、テロメラーゼという酵素も減少して、病気にかかりやすくなるそうです。このためアメリカでは、アルツハイマー型認知症の高齢者を在宅で介護している人に対して心理療法を行い、ストレスを解放する取り組みが行われているそうです。認知症の高齢者を在宅で介護することは、想像以上にストレスがあり、健康への影響はとても大きいものだと思いました。私の父も認知症なので介護していましたが、夜間に最低3回は起きて様子を見ていました。何年もの間、朝まで続けて睡眠をとったことはありませんでした。こういう不規則な生活に慣れてしまうのも、ストレスになるのかもしれません。在宅介護をされている人は、介護保険を最大限に利用して、なるべくストレスを少なくするように考えた方がいいと思います。